歴史・文化

奈川は、街道とともに交通の要所として発展してきました。古代では、岐蘇山道(後の木曽街道)、中世にかけて野麦街道が整備され、近世では両街道が主要道になり、街道沿いの村として人々の交流や物資の流通ににぎわいを見せました。

江戸時代には尾張藩に属し木曽福島代官・山村氏の支配下に置かれ、「尾州岡船」と呼ばれる独特の牛による運送業が発達し、街道を通じて全国にその名を馳せました。また、「祇園囃子」や「奈川獅子」など、今でも受け継がれている地域文化も街道を通じて伝えられました。野麦街道は明治時代に入っても、製糸産業を支えた飛騨の工女たちの交通路としてにぎわいました。村にとっては、街道はその生活の源であり、また木曽との政治的つながり、松本や飛騨との経済的なつながりもこの街道の上に成り立ち、街道沿いの村として、生活・風土・伝統・文化が培われてきたことは大きな特徴です。

自然

黒川渡から奈川温泉周辺

奈川温泉の手前を屋形原の方へ登っていくと釣り堀があります。岩魚を自然に近い状態で養殖し、川の水を利用して上流ほど小さく下ほど大きな池になります。
黒川渡にある「林照寺」は、臨済宗・妙心寺派のお寺で、ご本尊はお釈迦様と観音様です。裏山の地形を生かした庭が自慢のお寺ですが、様々な緑のお庭には何時間でも眺めていたいお寺さんです。近くの家々には山の水を利用した水桶が設置されていますが、手作りされたオリジナルの形を発見するのもおもしろく、お家の方と話がはずみます。

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野麦古道を歩く(旧野麦街道)

野麦街道はかつては官道であり、天領であり鰤が運ばれ文化が運ばれ近世は女工哀史で知られた製糸工場に働く女工たちが超えた道です。1,300mと一口に言うものの、峠に一直線に向かう山道はけっこう急坂もありなかなかのトレッキングコースです。

ゆっくり歩いて片道1時間弱の道のり。疲れたと思う頃に道端にベンチが置かれていたり、古い山の水場が残っていたりと嬉しい心遣いが見えます。奈川の集落を無効に遠く山々を望む場所。飛騨から来た人々はここでホッ一息ついたことでしょう。木漏れ日のブナ林の中を進むと小さな石仏が所々に置かれています。

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奈川自然観察の森

梓川の源流域に位置するこの森は、変化に富んだ奈川の自然をじっくり探勝していただけます。ブナやウラジロモミの原生林を遊歩したり、秋にはきのこ狩りを楽しんだり、小鳥の囀ろをBGMにしながらのんびり過ごしてみませんか? マイナスイオンに癒されます。さて、森を歩くときにお勧めなのは「森の達人」と一緒に行く事です。案内人さんは、私たちにプチ・トムソーヤのような冒険をプレゼントしてくれます。

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